闘病日記その3
前回の続き。診察巡りの旅へ。と言ってもソレはそんなに長くない
肺のレントゲン→全身のMRC(ってなに?)→心電図→心臓のエコー&肺活量→骨の全身検査→血液検査…etcあっちいって、こっちいって、また戻って、移動が大変。
全部終わった後「次回はご家族と一緒に」長いのはここから。
家族–私は旦那と娘の3人家族。いつもは私を病院に置いてほかの場所で待っているが今回は全員そろって先生に呼ばれるまで待つ。
乳がんは、「肺・骨・肝臓」に転移が多いらしい。肺に肝臓はいまのところ転移ないでしょう。よかったと思った次に言われた言葉は、
「骨、丈夫です」
ほね、じょうぶです…?そっかぁ…よかった。よかったけど言い方なんか他と違くない…?骨丈夫です…??骨にも転移ないですね~とかではなく…??そっかあ、私って骨丈夫なんだ…
そう思っている間にも話は進む。どうやら私は遺伝子異常のガンらしい、一般人(?)と比べると「乳がんになりやすい」とか「50%の確率で遺伝する」とかそんな感じの説明を受け遺伝子異常のため「抗がん剤以外も使える」と言われた。
リムパーザというらしい、抗がん剤に比べると副作用もでにくいし、なによりも最近日本に入ってきた?らしい!新しいものが好きで、新商品は何でも試してみたい私的にはほぼ迷うことなく選択。
詳しい説明を受けるために「その日」から読む本みたいなのを受け取り、自分がいまステージ3だと告げられその本を見ながら説明を受けていたのだが、このあたりで娘の様子がおかしかったらしく気づいたら診察室のベッドに倒れていた。
なんで私の病気なのにお前が倒れるんだ…????当事者の私より顔色が悪い。意味がわからないそんな面白いことしないでほしい。笑うと先生は笑い事じゃないんだよ。と注意してくるからなんとか笑いをこらえているのにネタを提供してくる娘。
なんとなく体調が戻ってきた娘、それを見て大体の説明は終わったから終わろっか、という空気になり診察というか説明?が終わる。
診察室から出て娘が言う「耳が遠くなって、体温が上がってきた感じがあって、心臓がバクバクで、気持ち悪くなって吐くかと思った」ソレ私がなるべきじゃない…?
感受性(?)豊かな娘を持ったなぁ